災害復旧工事の紹介

福島県郡山市の郡山市民文化センター
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郡山市民文化センターは郡山の市制施行60周年にあたる1984年(昭和59年)に開館しました。主にコンサートで使用されている大ホールは、東北地方有数の規模を有しております。その他、中ホール・会議室・市民ギャラリーなどもあり、年間50万人の方々に利用されている施設となります。

当施設は2007年に大規模改修を行ったばかりでしたが、2011年3月11日の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)により、施設に甚大な被害を受け、今回の震災復旧工事となりました。

大規模復旧工事の中で、弊社が担当した工事内容としては、内部、外部のタイルはく落防止工事が主な工種となりました。

施工当時は早期復旧に向け、時間に追われながらの調査となり、雨、雪の日は内壁、晴れた日は外壁と休むことなくタイルの浮き調査をしたことを思い出します。

そして、結果的には約50,000枚のタイルが浮きまたはひび割れ等の影響を受けている結果となりました。

当施設には、貼り替え用のストックタイルも無く、もちろん、新たにタイルを焼く時間もありませんでした。そんな中、当時、発売されるかどうかというタイミングであった、ボンドMGアンカーピンエ法を選定し、施主の方へ提案させていただきました。

施工初期には、まだカプセルエ法は無く一穴づつ注入しておりましたが、カプセルエ法が出来てからは、MGアンカーピンの固定に関しては簡易的にそして、確実に施工を進めることが出来たと思います。

施工後の仕上がりも違和感のない綺麗な仕上がりとなり、施主様には満足していただけたことと考えております。
今後もタイル仕上げの建造物の維持補修は確実に増えてきます。MGアンカーピンエ法、そしてクリアピンネットエ法と共に有効な工法です。両工法共にベステムエ業会全体で育てていければと願っております。

郡山シーリング株式会社
代表取締役 金澤 正夫

MGアンカーピンエ法について詳しくはこちらからご覧ください。

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